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社会人4年目、ユー子の日常記。続きはアメブロで書いてます。<http://ameblo.jp/kiironigou/>
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Henry Darger

彼をご存知でしょうか。

ヘンリーは、幼くして母を亡くし、妹と生き別れ、父親は救貧院に入りました。
ヘンリーは、小学校を退学させられ、精神障害の疑いで施設に移りました。
ヘンリーは、父親が息を引き取った事を知り、施設を脱走して掃除夫になりました。
ヘンリーは、シカゴにあるアパートの一室で独りで生活していました。
ヘンリーは、家に帰ると独り言をたくさん言い、外では殆ど喋りませんでした。
ヘンリーは、第一次世界大戦のミリタリージャケットをいつも着ていました。
ヘンリーは、養子を申請していましたが、何度も何度も断られていました。
ヘンリーは、ご近所から見たらごくごく一般的な貧しくて孤独で偏屈な老人でした。
ヘンリーは、60年間にわたり小説『非現実の王国で』を書き上げていました。

『In The Realms of the Unreal』

邦題では『非現実の王国で』といい、
正式には『The Story of the Vivian Girls, in What is Known as the Realms of
the Unreal, of the Glandeco-Angelinnian War Storm, Caused by the Child Slave
Rebellion』
つまり、『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物
語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』とい
う。
300枚の挿絵と1万5,000ページ以上のテキストからなるこの物語。
300枚の挿絵は全てヘンリーが作成しました。

彼はアートの教育を受けていません。
しかしながらアート性の高い作品が作れる、そういう芸術家の作品をアウトサイダー
アートと言います。

MIKAがヘンリー・ダーガーのアートが好きな事、納得。
Snoozerでヘンリーの事を知って、誰だろうかとちらりと画像検索かけたら、小さい
画面で出てきた彼の作品におもわず声が出ました。
これは、衝撃。
アウトサイダーアートだと知らなくても衝撃。知っていたらもっと衝撃。
カラフルで多彩なのにうるさくない絶妙な色彩や、ヘンリー自ら発見した技法(コ
ラージュやトレースなど)を駆使した画面がノスタルジックで、とても可愛らしい。

ヘンリーは救貧院に移るとき、大屋のラーナー氏から「部屋の物はどうするか」と訪
ねられたとき「好きにしてくれ」と執着を見せませんでした。
実際ヘンリーの部屋に入ったラーナー氏は、その作品群に驚きました。
ご近所の人が入院中の彼に「君の作品を見たよ素晴らしいね」と言ったとき、意外そ
うな顔をしたそうです。
彼は、自身の作ったモノが「芸術作品」という認識はありませんでした。

アートの価値が分かる人に発見されなければ、ただの紙切れだった、『非現実の大国
で』。
映画 『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』 は、ヘンリーの絵をアニメー
ションで見ながら彼の自伝や近所の人々へのインタビューを織り交ぜたドキュメンタ
リーです。


DVDが近所のTUTAYAにないので池袋まで行って借りてきました。
今日返さないと延長取られるので、帰宅してからもっかい池袋かなと思っています。
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ハズレなしのBunkamura musiumにて、やっぱりハズレなかった「ブリューゲル 版画の世界」を見てきました。
ベルギーの画家さんは色々とおもろい絵を描くので、わくわくしながら行ってきた。
今回は全部版画なので色味はないのですが、これがまぁ想像力かきたてられるワンダーランドなこと!

展示を見ていると説明文に~ヒエロニムス・ボスの描く怪物から影響を受けた~とやたらと書いてあるので検索してみたら、ボスの「快楽の園」を美術の本で見たことがありました。
なかでも「地獄」(「快楽の園」は3枚の絵でひとつの作品になっており、そのひとつが「地獄」)の中央に描かれている胴体が卵の殻で足が木になっている物悲しげな男が四つんばいになっているのはインパクトがあるので、見覚えのある人もいると思います。
この絵、恐いし意味分かんないので、さらに恐いんです。


本題はブリューゲル。
人気があるのは「7つの罪源シリーズ」で、わたしもこれ目当て。
罪源っていうのは、キリスト教において人間を罪に導く可能性のある感情や欲望のことで、、「強欲(グリード)」「傲慢(プライド)」「憤怒(ラース)」「怠惰(スロウス)」「暴食(グラトニー)」「嫉妬(エンビー)」「色欲(ラスト)」のこと。
んで、このシリーズには罪の象徴とされる動物や、不気味さを増すような造形の怪物がうろちょろ出てくるのですが、か~わいいんだこれ!
鬼の顔だけに羽が生えたのとか、しっぽの生えた人面動物が帽子被って歩いてたりとか。
会場内では、アニメーションになってました。
あと、bunkamuraのサイトで、会場の動画案内が見られるので、興味あったら見てみてください。
ざーっと会場内を歩くように映像が流れるからじっくりは見られないけど、他のコンテンツに絵を拡大するのとかがあるので、良ければそっちも。
で、なんじゃこりゃ楽しいじゃん!と思ったら、版画じゃないブリューゲルの絵を検索かけてみてください。
特にバベルの塔!
こんなに細かすぎる絵、馬鹿!!(←褒めている)


良きも悪きも混じった人臭さが作品からにじみ出ていて、人間が好きな画家さんだったんじゃないかなって思いました。
時間が経ってしまって、いつ行ったのか忘れてしまいましたが、国立新美術館で開催されていた「オルセー美術館展」観てきました。
国立新美術館のわりに、良かった。
そりゃこんだけ作品揃ってれば良いでしょうよというラインナップですが、展示の仕方もまぁまぁ良かったです。
あすこって、展示の順序が「流れ」として一帯というよりは、枠で区切ってしまって混まない配置になっているのかもしれないな。


オルセーが一挙に来るから見たいというよりは、「ポスト印象派」というサブタイトルに惹かれました。
皆が大好き「印象派」ですが、「ポスト印象派」というと、先駆者たちが切り開いた抽象化から、さらにもう一歩踏み込んだところで、自分なりの解釈で頑張る新人たち、というのがなんとも泣かせるじゃないですか。
あとね、大好きなんだラファエル前派とか象徴主義とか表現主義とか!
こういうの、みーんなポスト印象派の画家たちから影響されてできたんだもの。

世界で最も愛好者の多い「印象派」の絵画ですが、私が印象派の画家たちを好きなのは、きっと「習わしと戦って、切り開いてきた画家たち」だからだと思います。
あまり美術館に行かない人には意外かもしれないですが、印象派の画家たちは、まるで勇者のようなんですよ。

絵画って、やれああでなければならない、やれこうでなければならない、という決まりがとっても多かったんです。
宗教画が分かりやすい例ですが、神に影があってはならないとか、人は神と同じ大きさであってはならないとか。
その決まりによって、その絵が何を表現しているのかが分かる場合もあります。
たとえば、絵の中の人物が赤の布と青の布をまとっていて近くに白百合があると、その人物が聖母マリアと認識されます。
えーとね、赤が愛で、青が真実だったかな。で、白百合が純潔を意味するのね。
宗教画はルールてんこ盛りで良いと思うんだけど、人物や風景を描く際にも決まりがあったんです。
絵は、心で見る前に、頭で見るものだから、ルールに則っているかどうかというのが、当時のサロンでの評価のひとつになっていたんです。
技法がめちゃくちゃで、美しさがない!!陰影を出すために混ぜる色としてふさわしくない!などと最初の印象派の画家たちはボロクソでしたが、窮屈な決まりばかりの描き方に疑問を感じる画家は多かったんじゃないかなと思います。
派閥もあれば、おべっか使って欲しいパトロンもいれば、絵画のあつまりのお偉い人たちは頭の硬い人ばかり。
買い手がいなければ自分が干上がってしまうのに、自分の真実を信じて生き抜いた画家たちの勝利の証が、現代の印象派を愛する人々の数だと思います。

で、そこからさらに個性的に展開していったのが、今回の展示のサブタイトル「ポスト印象派」の画家たちです。


今回の展示で私が好きだったのは

*ポール=シニャック  「マルセイユ港の入り口」
点描画。点描技法で有名なのはスーラですが、スーラのどこか冷静な印象を持たせる絵とは異なって、カラフルでとっても楽しげな印象でした。
今まで、点描画はクールな印象のものしか描けないのかと思ってましたよ。
しかし、やはりスーラの凄さは見るほどに驚かされます。絶対馬鹿だよこの人(←褒め言葉)と何回クチに出そうになったことやら。

*ジョン・シンガー・サージェント 「ラ・カルメンシータ」
黄色いドレスの豊かさと、女性の表情が印象的。しばらく見惚れました。

*アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 「道化師シャ=ユ=カオ」
ロートレックはロートレックだけのコーナーになって展示されてました。誰とも比較できないものね。アンリ・ルソーもルソーだけ2点展示されていたし。
目を引くのは黄色い衣装。女性が着ている途中の衣装から、衣擦れの音を出しそうなほど、瞬間をとらえた作品でした。

*モーリス・ドニ 「木々の中の行列」
ナビ派の象徴である、セリュジエの風景画「タリスマン」も好きでした。
ナビ派の画家たちの試行錯誤は、抽象画ともとれそうな面の使い方や色彩が面白かったです。

*フィンセント・ファン・ゴッホ 「星降る夜」
胸が締め付けられるように切なくなる、不思議な絵。


そういえば、ゴッホの自画像に人がやたら溜まってました。全然絵が見えないので、しかたなく私は遠目に見ただけでスルーした。
オルセー本家に行ったら、モナリザの前があんななんだろうなぁ。

現代で有名な西洋画家は大抵が印象派なので、絵画の時代についてたずねられたらとりあえず「印象派が好きだ」って言っておくと間違いないです。
ゴッホもゴーギャンもポスト印象派ですから。まれにルノアールやドガもポスト印象派扱いされたりするけど、彼らは印象派の代表格。
あぁ早くドガ展観たい。←横浜で9月~12月に開催
食事をたらふく食べてもお腹がぽこっと出ない腹筋が欲しいです。
ユー子です。


ひたすら腹筋運動するしかないんですかね?
高校の時はチャリ通学だったので、チャリに少し反りぎみに乗って体重を後ろにかけとくのが自分の唯一の腹筋運動でしたが、まぁキレイにぺたんこでした。
大学のときは彼氏んとこにチャリで行ってたしな。
しかし今やマイ・チャリがそもそも無い。


さて、毎年春と秋にビッグサイトでやってたらしいデザインフェスティバルに行ってきました。
コミュのイベントで、何人かで一緒に行く企画がたってたので便乗させていただきました。


アクリル、油、パステル、クレヨン、鉛筆、木彫刻、革、粘土、洋裁、ステッカー、ネイル、特殊メイク、シルクスクリーン、アクセサリー、陶器、デジタル、ダンス、人形、音楽etcのなんでもござれ。

出展者は、自分のスペースを確保して作品をアピールしたり売ったりコネクションを作ったりしてました。
参加するのに審査基準がないそうなので、登録してお金を払えば誰でも出店可能です。
つまり、作品はぴんきりって事。
あたしがみた限りでは趣味の域を出ないものばかりだったので、雰囲気は文化祭です。
なかには凄いのもあるよ。
そういうのは作ったヒトに話しかけたら楽しいかもです。
あとは、雑貨を買いつけたい人とか。
近々お店出しますという人もいたので。
お店出しますって言ってた人たちのは、売り物として扱っても良いなと思えるクオリティーでした。

ステッカー屋さんが楽しかったな。
天然記念物認定証って証書のステッカーを買って、とある人にプレゼントして、いかに貴重で稀にみる発想の持ち主かを伝えたかったです。
あとは、ピーターパンのピクトで、大人になんかならないぜ!って書いてあるのとかも、とある人に。
妄想族とか、M男注意とか。とかとか。

外ではライブもやってました。
フードコートにムンバイが出店してたので、まっすぐ迷わずムンバイのカレー食べて幸せになってきました。
窯をわざわざ持ってきている点が感動ポイントです。

そんで、会場が広すぎて脚が疲れたので他の皆さんよりも早く、夕方に退散。
カレー以外何も買わなかったな。


自分の作品をお客さんの眼の前に出してみたいという気持ちのある人には、チャレンジしてみたい場所なんだろうなと思いました。
友人が監視係で座ってる日だったので、その友人の放つオーラに癒されに行って来ました。


ルノアール見る為に行ったけど、ルノアールの光(日が当たる部分や、日が当たらない部分の表現のこと)の素晴らしさを、X線とか赤外戦で分析してたり、なんか、それがあんまり・・・。

絵画の背景を知ったり、知識が無いと絵画は見れないと考えているにんげんですが、今日はそういうのもとめてなかったなー。
ちなみに、知識が無いなら見るなという意味ではなくて、無いと本質には近づけないとか、理解の楽しさを味わえないという意味で。

オーギュスト・ルノアールの人物画が一番最初に好きになった絵画です。

描かれた女性たちの頬の華やぐ艶やかさや、子供の肌の透き通る無垢さは、言葉を使わずに人を幸せにさせる力があるよ。
花の眩さは、本物の花を超えていて、絵画に描く故の美しさを放ちます。

大好きやーーーっ!!!

印象派が大好きなきっかけはルノアールで、そこからモネ、マネ、ドガー、切りない。
今はピカソやクリムトも好き。
なので、あたしも光に魅了された一人なのですが、それを科学で解き明かされるとなんかロマンティックさが消えてしまうような。
もしかしたら、画家を目指す人たちには嬉しい事なのかなぁ。

見たかった絵画が何点かこの目で見れたので、幸せになれました。


さて、卒展。
監視係している友人をカツカツしながら探してたら、ヒールの音で近づいたのバレた。
驚かそうと思った矢先に振り返られた。
むーん。

監視係とはいえ話してて平気らしいので、久し振りだったのもあって長々おしゃべり。

いーやーさーれーたー!

しばらく話したあと、ルノアール行って、また戻ってぐるーーーーっと卒展を見て、めっちゃ歩いたから足が疲れました。

卒展は無料なので、ARTが好きな人は是非。
合同展なので、立体も絵画も展示数やたらあるからそりゃあ見ごたえあります。

そうそう!マイケルをARTした作品をふたつ見つけました。
いっこのは過去の功績をよく調べてあるのが分かる作りで、ちょっと感動した。
Wikipediaを上からずーーーーっと追ったのかもしれないな。

今は表参道の駅のカフェで足休め。
やっぱり好きな友達は大事にしたいと思った土曜日でした☆
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プロフィール
HN:
ユー子
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/12/19
職業:
事務
趣味:
英語の勉強
自己紹介:
スルメ系女子。

小さい頃からマイケル・ジャクソン大好き。
卒業旅行で初海外の南イタリア以来、行けるものなら毎月旅行したいです。
美術館好き。
仕事は上野の方で事務員。
会社で非公式にカレー部に参加。夏でなくてもカレーが食べたい。
東京の西の方に住んでます。
2008年6月1日から英語を独学勉強中。
フランス語とドイツ語もしゃべりたい。
友情も恋愛も仕事も家族も自分の事も色々模索。
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