魚久ランチ

ドンから電話がありました。

「あーた、あれ、魚久で昼飯食おうじゃないのよ。な？お嬢さん方と楽しくチャラチャラやるのが俺の楽しみだから。」

はい。私共も楽しみです。
度々ありがとうございます。ひらにひらに。


こないだ呪文課長が一度ドンのお誘いを断ったら、それ以降みごとにお声がけに乏しいんだと言ってたので、てっきりドンは忙しいのかなと思っていたのですが。
Ｓ子の読みでは、
「仕事してるけど暇なんだよ、きっと」でした。
・・・・・まぁ、勤務時間はフレキシブルだろうしね。
一番仕事してる時間ってお客さんを接待してる時間だろうから、自分は飲めて楽しいだろうから、感覚的にいっそ仕事じゃないしね。
てことは、本当に単にフられたのか、呪文課長。

嫌な事があったらすぐに表に出して喚きちらすけど、それでも我慢する事は我慢した分、反動させて二倍くらい元気になる、このおじいさんは本当に凄いなと思います。

街中でドンより5歳くらい上の方々が数人、帽子被って仲良く散歩していると、
「俺は絶っっ対に、ああはなりたくねぇ」
と聞こえるヒヤヒヤな距離で言い切るのでびっくりします。
「老いぼれないためには、これ（小指）とこれ（親指と人差し指で円）だから。な？お散歩なんかしてるよりも要はもうけりゃいいのよ。」
と言い出すのは本気でビックリするから、それがリアルに元気の元だとしても、ちょっと止めて欲しいです。
店の個室とかにしてください。
世の中の健全なお年寄りを敵に回したいんだろうけど、そろそろ甘いものと一緒にそれも我慢して！


ランチの日だったので、1時間ほどしか一緒にお話してないですが、最近のドンを見てると元気になる。
飲む量も減ったから痩せたしね。
プレゼントしたニットのベストが着られるようになるんじゃないのかしら。わくわく。

と、ここ数日ほっこりしてたら、先ほどさしのお誘いが来ました。
え！
あたしと二人って、酒も飲めない女と飲んで楽しいのか、ちょう不安ですよーー！



こうして不思議なおつき合いは続くのでした。